6/26に社内セミナー「プログラミング言語の歴史 ~Part.1」が開催されました。
2018年卒の内定者が揃ったところで、4月から社会に出て学んでいくプログラミング言語について、内定者の学生さんたちにまずは歴史を知ってもらうというねらいもあり、
社員向けのセミナーですが社員たちに混ざって学生さんにも参加してもらいました。
概要
プログラミング言語の歴史
FORTRANから最新のES6まで
~Part.1:プログラミングの始まりからJava登場以前
- プログラミング言語の分類
- プログラミングの始まり
- 1940年代:機械語とアセンブリ言語が生まれた時代
- 1950年代:高水準プログラミング言語の黎明期
- FORTRAN、LISP、ALGOL
- 1960年代:プログラミング言語が多用途で普及
- BASIC、PL/1、Simula
- 1970年代:構造化プログラミングが普及
- Pascal、C言語、Smalltalk、Prolog、ML、Scheme、AWK
- 1980年代:オブジェクト指向言語が本格的に普及
- C++、Objective-C、Erlang、Perl
- 1990年代〜Java登場まで:インターネットが急速に普及
- Haskell、Visual Basic、VBA、Visual C++、Delphi、Java
セミナーの様子
感想
言語の進化チャートを俯瞰しながら、各言語がどういった位置づけなのかや後世の言語へどのように影響を与えたのかを改めて認識しました。
今となっては常識ですが、構造化プログラミングやオブジェクト指向という概念が生まれ完成されていったことは、プログラミングの進化のなかで大きなステップとなったのでしょうね。
言語の種類や数は沢山ありますが、それぞれの目的に時代のニーズが反映されていて興味深かったです。
かつての言語が活躍の場を変えて現代で再び注目を浴びているというのも面白いです。
学生さんたちは時折メモをとりながら熱心に聞き入っていたようでした。
歴史をたどることでプログラミングの世界を垣間見て、すこしでも理解を深めていってもらえればなによりです。
次回はPart.2:Javaの登場から最新のES6までの紹介です。